R129(i-Size)とR44の違い、身長基準の見方
内容の確認日: 2026-09-08 / 公開日: 2026-09-08
チャイルドシートの製品説明には「R129」「i-Size」「R44」といった記号が並びます。これは国連の協定規則の番号で、その製品がどの基準で認可されたかを示すものです。基準が違うと、対象となる子どもの表し方も違います。ここでは2つの基準が何を定めているかを、原文にあたって整理します。
この記事でわかること
- R44とR129がそれぞれ何を定めた規則か
- 体重で区分するR44と、身長で表すR129の違い
- 後ろ向きで使う期間について規則が定めていること
2つの基準はどちらも現行のもの
R44は「年少者用補助乗車装置の認可に関する統一規定」、R129は「改良型年少者用補助乗車装置(ECRS)の認可に関する統一規定」です。国土交通省は、車両の安全性向上と国際基準の調和のためにR129を国内基準に導入し、平成26年1月26日から適用しました。同じ報道発表は、従来から採用しているR44についても当分の間は有効とすると書いています。
つまり、店頭でR44の表示がある製品とR129の表示がある製品が並んでいても、どちらかが無効になっているわけではありません。現行の基準に適合している製品には、認可を示すEマークが付いています。
R44は体重、R129は身長
R44は、チャイルドシートを5つの重量区分に分類しています。グループ0が10kg未満、0+が13kg未満、Iが9kgから18kg、IIが15kgから25kg、IIIが22kgから36kgの幼児用です。製品の説明に「グループ1」「9〜18kg」といった表記が出てくるのは、この区分です。
R129は考え方が変わりました。規則の定義では「サイズ」は、その装置が設計され認可される対象の幼児の身長を指します。そして製品には、対象とする身長の範囲をセンチメートル単位で表示することが求められています。体重より個人差の小さい身長を基準にすることで、選ぶときの目安が読み取りやすくなっています。
R129は側面衝突の基準を追加した点でも従来と異なります。国土交通省の報道発表は、この追加を採用の理由として挙げています。
後ろ向きで使う期間の決まり
R129は、月齢15カ月未満の幼児には後向きまたは横向きの装置のみを使用するものとする、と定めています。あわせて、月齢15カ月まで用に設計される装置は後向きで、少なくとも身長83cmの幼児を収容することとしています。前向きの装置は、身長71cm未満の幼児を収容するように設計しないこととしています。
前向きに切り替える時期は、子どもの成長ではなく製品の設計で決まる部分があります。手元の製品の取扱説明書に書かれた身長・月齢の範囲を確認してください。
つくかなでの見え方
つくかなは、製品ごとに規格の表示と対象の身長の範囲を持っています。車種ページで対象の身長を指定すると、その身長を含む製品に絞って見られます。下は、身長60cmの子どもを想定してトヨタ ノア(2022年〜)を見た場合の並びです。
つくかなで調べる
規格の違いは製品の選び方に関わりますが、その製品がお手元の車に取り付けられるかは別の話です。基準を確かめたら、車種検索で車を選び、座席位置ごとの結果を見てください。取付方式の違いはISOFIXとシートベルト固定の見分け方で説明しています。
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出典
- 国土交通省 報道発表「年少者用補助乗車装置に係る新協定規則の採用に伴う道路運送車両の保安基準の細目を定める告示等の一部改正について」(平成26年1月24日)(2026-09-08 確認)
- 協定規則第129号(改良型年少者用補助乗車装置・ECRS)日英対訳 — 国土交通省(2026-09-08 確認)
- 協定規則第44号 第4改訂版(年少者用補助乗車装置)日本語版 — 国土交通省(2026-09-08 確認)
- 国土交通省 自動車総合安全情報「チャイルドシート」(2026-09-08 確認)
取付できるかどうかの最終確認は必ずメーカーの適合表と取扱説明書で行ってください。